はじめに
最近はコロナ禍でもイベントが多少増えてきたので、(出来れば安く)4Kビデオカメラで買おうと思った話(及び4K視聴環境準備)・・
2021/08に家族がピアノ発表会があると言うことなので、これを理由に4K撮影をトライしてみた
最近は4Kのビデオカメラも2018年に発売されたまま、変化無し。Youtuberの進出によりミラーレス一眼による動画撮影が全盛期を迎え、静止画や動画はスマートホンが主戦場となってしまい。デジタルカメラやデジタルビデオカメラはなかなか活気を得られない時代になってしまった。(個人的感想)
でも、ビデオカメラなりのメリットがあるのでいろいろ悩みながら想いを馳せてみた。
ターゲットとするビデオカメラは
まあ、個人的には動画編集にSONY Vegas Proを使っているので、SONY系になってしまします。
空間光学手ブレ補正がある、最高機種(FDR-AX60)を新品で購入するとなると、約12万円(2021/06現在)。更に最高峰の(民生機ですが)FDR-AX700なら20万。一括は無理でも、24回ローン(金利無料)ならFDR-AX700でも1万/月で手に入る価格帯。
AX45だとキタムラで新品¥86,010…中古(メルカリ)で8万~7万が相場。FDR-AX40なら中古で6万円と言う相場感
差分2.6万でAX45新品->中古にするか悩むところ・・
FDR-AX40/FDR-AX45/FDR-AX55/FDR-AX60/FDR-AX700の違いって
基本となる機能はほぼ同じ(フルオートで撮影するという条件なら)、細かいフォーカスリングやハイライトムービーメーカー有無になるが、個人的にはフルオート撮影主体なのであまり差が無いので、程度と保障が良ければFDR-AX40で十分と判断。それか方向性を外してFDR-AX700のどっちか。。(悩み中)
FDR-AX40/FDR-AX45/FDR-AX55/FDR-AX60はビューファインダーの有無、ハイライトムービーメーカー(BGM付きのムービーに自動で仕上げてくれる)有無程度で根本的な機能の違いは無い
FDR-AX700って高機能なんでしょ
高機能ですよ。いろいろ設定が出来るし。PP(ピクチャープロファイル)で自分好みの色設定で記録できる、映像表現を勉強するには良いかもしれない。
1インチのセンサーを持っているので表現力は高い。しかし、動きながらの撮影は苦手(子供を追っかけながら撮影する等)。どちらかというと、三脚(一脚)に乗せて、カメラは固定しながら(せいぜい、パン&ズーム)撮影するスタイル。アクティブ系には向かない。
じゃんぱらで中古を購入
¥56,800で購入しちゃいました。あまり傷も無くて良い感じ。即決した理由は近所のハードオフで傷だらけだけど完動品(バッテリー無し)で¥55,000っていうのがあったので、ハードオフと比べたらかなり程度が良かったので購入です。
ついでにレコーダーも新調(中古ですが)
4K動画再生はブルーレイに焼くか、ブルーレイレコーダー(4K対応)にコピーして再生するかのどちらか。とうぜんTVは4Kになっていることが前提。
SONY BDZ-FBW2000が中古で¥45,820
「じゃんぱら」で中古ですが送料込みで¥45,820。これで2Tの容量があるので、普通のブルーレイレコーダーとしても安いなあ~と思いました。
気になった点が。「B-CASカードは付属しません」という表記。私は知らなくて、「ああ、中古だからB-CASカードは紛失してしまって、別途用意する必要があるのか・・」と思っていたのですが、実は最近のB-CASカードは機材に内蔵しているACAS方式を採用しているので「B-CASカードは付属しません」は当然の理由だったんですね。
これで、価格が下がっている理由なら、お得です。
と言うことで、じゃんぱらで購入処理中。
引っ越し機能が使えない
いまSONY BDZ-AT700を使っていて、問題無く録画出来てます。容量は500Gしか無いけど。発売日が2010/08なんですね。10年以上普通に使えてます。まあ、今回の4K環境変更が無ければず~っとこのままだとおもいましたが。このタイミングで再確認。BDZ-AT700は「BDZ-AT700はお引越し機能に対応していません」だそうです。ブルーレイに焼いてブルーレイで見るのが一番簡単ぽい。
面倒くさいけど、古いブルーレイレレコーダーは一度経験しなければならない道なんだろうな
BDMV形式とBDAV形式
お引越し機能が使えないとなると、地デジ番組を新しいブルーレイレコーダーへコピー(ムーブ)が出来ないのは仕方ないとして、ビデオカメラから録画した映像をブルーレイレコーダーへ移せないかと調べてみた。そうするとブルーレイに映像データを書き込む際の形式には、「BDMV形式」と「BDAV形式」という2つの形式があるとのこと。
BDMV形式は読み出し専用の規格、メニューなどは作れるがブルーレイ・レコーダーに書き込みは出来ない
BDAV形式はほぼ100%ブルーレイ・レコーダーで再生可能。ブルーレイ・レコーダーのHDDに取り込むのならBDAV形式で焼かないと無理らしい
ちなみに左は、ブルーレイディスクレコーダー BDZ-AT700で録画した地デジをブルーレイに書き出したファイル構成一覧。右は、DVD Architectで作成したブルーレイのファイル構成一覧
フォルダー パスの一覧: ボリューム SONY_BD_RECORDER_VOLUME ボリューム シリアル番号は - です E:. ├─BDAV │ │ info.bdav │ │ │ ├─PLAYLIST │ │ 00001.rpls │ │ 00002.rpls │ │ 00003.rpls │ │ 00004.rpls │ │ 00005.rpls │ │ 00006.rpls │ │ 00007.rpls │ │ 00008.rpls │ │ 00009.rpls │ │ 00010.rpls │ │ 00011.rpls │ │ 00012.rpls │ │ 00013.rpls │ │ │ ├─CLIPINF │ │ 00001.clpi │ │ 00002.clpi │ │ 00003.clpi │ │ 00004.clpi │ │ 00005.clpi │ │ 00006.clpi │ │ 00007.clpi │ │ 00008.clpi │ │ 00009.clpi │ │ 00010.clpi │ │ 00011.clpi │ │ 00012.clpi │ │ 00013.clpi │ │ │ └─STREAM │ 00001.m2ts │ 00002.m2ts │ 00003.m2ts │ 00004.m2ts │ 00005.m2ts │ 00006.m2ts │ 00007.m2ts │ 00008.m2ts │ 00009.m2ts │ 00010.m2ts │ 00011.m2ts │ 00012.m2ts │ 00013.m2ts │ └─AACS │ MKB_RW.inf │ └─AACS_av CPSUnit00001.cci Unit_Key_RW.inf CPSUnit00002.cci CPSUnit00003.cci CPSUnit00004.cci CPSUnit00005.cci CPSUnit00006.cci CPSUnit00007.cci CPSUnit00008.cci CPSUnit00009.cci CPSUnit00010.cci CPSUnit00011.cci CPSUnit00012.cci CPSUnit00013.cci
フォルダー パスの一覧: ボリューム VOLUME_01 ボリューム シリアル番号は - です E:. ├─BDMV │ │ index.bdmv │ │ MovieObject.bdmv │ │ │ ├─PLAYLIST │ │ 00000.mpls │ │ │ ├─CLIPINF │ │ 00000.clpi │ │ │ ├─STREAM │ │ 00000.m2ts │ │ │ ├─AUXDATA │ ├─BACKUP │ │ │ index.bdmv │ │ │ MovieObject.bdmv │ │ │ │ │ ├─PLAYLIST │ │ │ 00000.mpls │ │ │ │ │ ├─CLIPINF │ │ │ 00000.clpi │ │ │ │ │ ├─BDJO │ │ └─JAR │ ├─BDJO │ ├─JAR │ └─META └─CERTIFICATE └─BACKUP
BDAV形式作成には専用ソフトが必要
TMPGEnc MPEG Smart Renderer 6(TMSRと記載する人もいる)。を使うのが一番簡単みたい。凝った編集とか出来ないけどBlu-ray(BDAV) 書き込み機能を使う分については一番安価だとおもう。
結果として、『BD→HDDの書き戻し』に成功
結果として、暗号化のかかっていないm2tsファイルファイルやビデオカメラで撮影したm2tsファイル、昔撮影したAVIファイルGoProで撮影したmp4ファイルをブルーレイに書き込みを行い、ブルーレイディスクからのダビングを行うことでブルーレイ・レコーダーに書き込みすることが出来た。
『BD→HDDの書き戻し』方法
- 書き戻ししたい動画ファイルを用意する
- 必要に応じてBDAVTOOL等で動画のファイル名(番組名)、ファイル内容(番組内容)を取得しておく
- TMPGEnc MPEG Smart Renderer 6に書き戻ししたい動画ファイルを追加する
- 『クリップ名』が『番組名』になるので、わかりやすい名前を設定する
- 『BDAVオーサリング』を選択する
- 出力モードは『クリップ個別出力』にする
- 出力タグを選択して『出力終了後、メディアに書き込みを行う』にチェックする
既存のBDAVメディアに追記をチェックすると、ブルーレイディスクに追加書き込み出来る - 『出力開始』でBlu-ray(BDAV) 書き込みのディスクが完成する
- ブルーレイ・レコーダーにブルーレイディスクをセットすると読み込まれて再生が出来るはずです、このままではメタ情報(番組情報)が無いので追加します
- ブルーレイディスクのPLAYLISTフォルダをPCへコピーします
(直接ブルーレイディスクにファイル編集出来なかったため) - rplsTOOL等でブルーレイディスクのPlaylist配下の0001.rpls~ファイルを変更します。rplsTOOLを使うとrplsファイルを編集・修正出来ます。このrplsファイルがブルーレイ・レコーダーに表示されますので丁寧に作成すれば、家庭内や職場で見られる際に重宝すると思います。
- PCへコピーしたPLAYLISTフォルダをブルーレイディスクに上書きコピーすれば完成です
『HDD→BD→HDD』の方法
暗号化のかかっていないm2tsファイルの場合は非常に簡単で、『HDD→BD』そして『BD→HDD』にすればそのまま新しいブルーレイ・レコーダーのHDDへ書き込みが可能
複数のMP4形式の映像を続けて再生できない
結果的には出来たけど、レコーダー内部で変換作業でもしているのかな?
どういうことかというと
念願の『4Kテレビ(TOSHIBA)』+『4Kブルーレイレコーダー(SONY)』+『4Kビデオカメラ(SONY)』という、安いながらも4K撮影&視聴環境が揃ってウキウキしていたら、最近の再生条件はややこしい事が判明。
・FDR-AX40(4k/100Mbps)で4~5カット(1カット1分程度)を練習で撮影
・SONY BDZ-FBW2000へ動画をブルーレイディスクへダビングを実施
(同一メーカーなので簡単にダビングされる)
・『まとめタイトル』としてFDR-AX40(4k/100Mbps)で撮影したカットが1ショット毎に保存される(なぜ?)
・なぜか、取り込み終了後すぐには複数のMP4形式の映像を続けて再生できなかった
・しかし、時間が経ったら複数のMP4形式の映像を続けて再生できた
なぜだろう、レコーダーの中で変換処理でもしているのかな?